事務局スタッフは全員「現地人」ですが・・・。
2016年10月31日
今月からスタートした『手仕事のまち歩き ~越前市・ニッポンの仕事場を巡る旅~ 』。先日は、市内の古い町並みを散策したり、タンス屋さんや打刃物問屋さんを見学する「旧北陸道界隈・ノスタルジックまち歩き」を実施しました(^_^)。
集合場所だった蔵の辻には、市内外・県外から15名の参加者にお集まり頂きました(´▽`)。旧北陸道界隈は、関西と北陸の物流の拠点として栄えた地域なので、各地で御商売屋さんの蔵を多く見かけます。蔵の辻は、このまちの蔵の景観をより身近に感じてもらえるように、平成13年に整備された場所で、移築でも再現でもない、本物の蔵たちが約20棟近く並んでおります(´∀`)!風情あるでしょ(^o^)!?
蔵の辻からノスタルジックな裏路地を歩いて、タンス町通りへ…。
幕末から明治初期にかけて多くの指物職人が活躍して形づくられたタンス町通り。現在も10軒近くの家具屋さんが並んでいます。ここでは、内藤タンス店さんに伺って、越前箪笥の特徴などを教えて頂きました(^_^)。腕のいい職人さんが作った箪笥の見分け方も伝授頂いちゃいましたよ(´▽`)。
今回のまち歩きの目玉企画!箪笥職人さんの工房見学では、越前指物工芸 上坂さんに伺いました。職人歴約60年の上坂さん自らに、箪笥作りについて教えてもらいましたよ(^_^)。普段、強面(こわもて)な”ザ・職人”イメージの上坂さんだったので、最初は参加者一同、少しだけ緊張したのですが(゚ー゚;)・・・、
とっても優しくニッコリ笑顔で熱く職人技を語って頂けたので、皆さんとっても大喜び(´▽`)。私も嬉しかったです(*^o^*)!
タンス町からほど近い御堂 陽願寺では、特別に奥庭を見学させて頂きました。お天気も良かったし、本当に綺麗なお庭で、参加者の皆さんも、とっても感激頂いた様子でした(´▽`)。
卍が辻や龍門寺など、戦国時代の息吹きを感じる通りを経て、近世の旧北陸道へ・・・。
この通りは、明治・大正期に越前打刃物の一大問屋街が形成されていた場所で、当時を垣間見る古い看板や建物を見ることができます。今も現役の打刃物問屋が並んでいて、今回は特別にキリン刃物さんを見学させて頂きました(*^o^*)!
奥さんに越前打刃物のことから、お嫁に来たときのエピソードまでお話頂いてホッコリしました(´▽`)。
最後は、観光協会が運営・管理している「ちひろの生まれた家」記念館にお越しいただきました。
今回のツアーは”おやつ付き”という企画だったのですが、その”おやつ”は、「ちひろの生まれた家」記念館のお隣にあるお餅屋さんのお餅だったんです♡。立ったままで恐縮ではありましたが、皆さんに喜んでいただけたみたいで良かったです(´▽`)♡
今回のまち歩きを企画するにあたり、越前市の旧北陸道界隈は本当に奥が深いなぁと改めて感じました。まだまだご紹介したい場所がたくさんあるので、次回やるときは、更にパワーアップしたいと思います!ご参加頂いた皆様、ご協力頂いた皆様、本当にありがとうございました(*^o^*)!
※(2016/10/22開催)越前和紙の産地・今立五箇のまち歩き 篇のレポートブログはこちら