事務局スタッフは全員「現地人」ですが・・・。
2018年6月29日
越前市の天王町には、日本を代表する絵本画家・いわさきちひろさんが生まれた生家が残っています。
現在、「ちひろの生まれた家」記念館として開放しているこの場所では、いわさきちひろ・ピエゾグラフ展「平和への願い」を開催しています(2018年9月3日まで開催)。
いわさきちひろさんは、日本全体が戦争へと突き進むなかで青春時代を過ごし、生命だけではなく、人の心もむしばむ戦争の現実を目の当たりにしました。第二次世界大戦後、画家となり、生涯を通じて、子どもたちの姿を描くことで、本当の豊かさや優しさ、美しさとはなにかを問い続けました。愛情に包まれた子どもの絵と、戦火にさらされた子どもの絵とは対照的ですが、どちらの絵にも「世界中のこどもみんなに平和としあわせを」という、ちひろさんの願いが込められています。
現在開催中の企画展では、戦争をテーマにした絵本『わたしがちいさかったときに』『戦火のなかの子どもたち』、夏の海を舞台にした絵本『ぽちのきたうみ』などを、ピエゾグラフ作品で紹介しています。
みなさん、是非、いわさきちひろの想いを、絵を通して体感しにきてください。
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