「ちひろの生まれた家」記念館では、ちひろ美術館との共催により、今年度・第4会期となるピエゾグラフ展「ちひろ 子どもたちの装い」を開催しています。
今回は「おしゃれ」がテーマ。ファッショナブルな装いの子どもたちを描いた作品を、ピエゾグラフでご紹介します。
ファッション雑誌やスタイルブックなどにも、子ども服のデザイン画を数多く描いたちひろ。
ちひろが描く子どもたちの装いには、ちひろ好みのデザインやセンスが散りばめられています。
ちひろ自身も娘時代から洋裁が得意で、映画のヒロインを真似た服を手作りしたり、デザインを考えるのも好きだったようです。
さらに今回は、ちひろの絵から立体的にイメージした、子どもたちの洋服も展示しています。
展示作品は、ちひろ生誕100年を記念したちひろ美術館と文化服装学院の共同企画として、同学院服装科が制作したもの。当館企画展示室内にステージを特設し、「緑の風のなかで」と「こげ茶色の帽子の少女」の2作品をご紹介しています。
著名なファッションデザイナーをはじめ、ファッション界に多くの逸材を輩出している文化服装学院。
ちひろは戦前の一時期、同学院の学生たちに書を指導していました。
また、戦後は同学院系列・文化出版局の雑誌「装苑」に、子ども服のカットなどを描いています。
ちひろの人気の作品と、ちひろが深く関わった文化服装学院の学生たちがイメージを広げて制作した子ども服を、照らし合わせてお楽しみいただけます。
いわさきちひろ 生誕地・武生 ピエゾグラフ展「ちひろ 子どもたちの装い」
〔会期〕令和元年12月4日(水) ~令和2年 3月2日(月)
〔会場〕 「ちひろの生まれた家」記念館 (越前市天王町4-14) TEL:0778-66-7112
〔開館時間〕10:00~16:00 / 火曜休館
〔入館料〕一般 300円/ 高校生以下は無料
※一般団体(10名以上) 200円 ※中学生以下の団体(5名以上)の引率者(1名) 無料
※障害者手帳をお持ちの方 150円 ※障害者の引率者(1名) 無料
〔駐車場〕記念館の西側駐車場:3台、東側駐車場:8台
〔主催〕 越前市観光協会、ちひろ美術館
〔HP〕http://chihironoie.jp/
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