えちぜんわしのさと うだつのこうげいかん
昔ながらの紙漉き工程すべてを再現するのは全国でここだけ
江戸中期に建てられた紙漉き家屋を移築、復元した「卯立の工芸館」。昔ながらの道具を使い、原料づくりから紙漉き、屋外での天日干しなど、和紙をつくる一連の工程を見ることができる、全国でも唯一の施設です。
めずらしい「妻入り卯立」
軒を連ねた町家の両軸に卯立を上げる「平入り卯立」に対し、妻入り民家の玄関正面に卯立を立ち上げた「妻入り卯立」は、今立五箇ならではのめずらしい形式。まさに「うだつを上げる」風格ある建築様式で、紙漉き家の誇りと心意気を示すもの。今なおこの地の一部に民家をみることができます。1階は伝統工芸士の作業場と、様々なクラフトスペースにもなる土間・いろりのある和室があり、2階では和紙にまつわる企画展が随時行われています。
職人さんたちは気さくな方ばかり。気になることを質問すると、いろんなことを教えてくれます。
伝統工芸士の指導のもと、昔ながらの道具・原料を用いてチャレンジする本格的な「流し漉き」体験講座も行っています(要予約※本格体験は1人5,000円)。
福井県越前市新在家町9-21-2
0778-43-7800
9:30~17:00(入館は16:30まで)
火曜日、年末年始
有
入館料/常設展:大人200円(高校生以下無料)、特別展開催時:大人300円(高校生以下無料)
※紙の文化博物館との共通入館券です(両方に入館できます)。
※15名以上は団体割引になります(要予約)。
JR武生駅から南越線の福鉄バス「和紙の里」下車30分/JR武生駅から車で20分
www.echizenwashi.jp/features/udatsu.html