越前打刃物

越前打刃物

 

千代鶴国安を祖とする、世界に認められた切れ味。

 

1337年、京都の刀匠千代鶴国安が名剣を鍛える水を求めて越前に来住し、刀剣をつくるかたわら農民のために鎌をつくったのが始まりとされる越前打刃物。江戸時代には福井藩の保護政策や漆かき職人が漆かきに全国に出かけたときに越前鎌を売り歩いたことから、販路が全国に広がりました。700年を経た今も、「二枚広げ」や「回し鋼着け」などの特徴的な技は、越前打刃物の伝統的技法として活かされ続けています。

近年、越前打刃物は海外でも高い評価を得ています。包丁やテーブルナイフがヨーロッパの著名なレストランで用いられるなど、その切れ味に対する信頼は海を越えて広がっています。世界屈指の刃物産地であるドイツのゾーリンゲンにも輸出されるようになりました。